(作成中)
●発光細菌の光の色の多様性:(京都光科学研究所が取り扱う主たる発光生物)
発光細菌は広く海洋に棲息している発光生物で、特徴の一つとして、放射される光の色の多様性を挙げることができる。
上の図は3種類の発光細菌の発光を捉えたものです。エネルギー移動が関与する発光過程の項で記したように、細菌ルシフェラーゼ反応に内在性の蛍光タンパク質が関与することによって、光の色の多様性が生じます。このエネルギー移動は実は複雑で、細菌蛍光タンパク質が触媒様の作用を発現してルシフェラーゼ高エネルギー中間体の分解を促進し、その結果として蛍光タンパク質が励起され、基底状態に戻るときに光の色が変わります。